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空海が作り上げた密教の世界観が素晴らしいとの話がある東寺展に行ってきましたので、まとめてみました。

# 1.開催概要

名称 国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅
会期 2019年3月26日(火) ~6月2日(日)
会場 東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間 9:30~17:00
入場料金 一般 1600円
公式ホームページ https://toji2019.jp

# 2.空海と密教とはなにか

空海といえば、平安時代の高僧で、真言宗を開いた人物として知られているかと思います。贈られた名前には弘法大師。こちらの名前のほうが有名なのかもしれません。

空海は延暦23年(804年)の31歳で朝廷の許可を得て、入唐し密教について学んでいます。

唐では恵果和尚について学んだとされています。この恵果和尚は不空三蔵の高弟で、密教相承の正嫡とされる人物。この密教の正当な流れの中で空海は2年程度で密教のすべても学び、日本に戻ってきます。日本に戻ってきたのちに高野山を開き、修行道場とするわけですが、弘仁14年(823年)に当時の嵯峨天皇から東寺を賜り、これを教王護国寺として、根本道場として整備されていきます。その整備されてきた内容を今回の展覧会で解説されている形となっています。

# 3.混雑状況はどうだったのか?

実際に行ったのは、会期終盤のゴールデンウィーク。かなりの人が来場されていて、40分待ちとアナウンスがありました。ただ実際に待ったのは30分程度の待ち時間で入場できました。

ちなみに、チケットを事前に購入していたので、東京博物館にはスムーズにはいれました。チケットをその場で購入する場合は45分ぐらいの待ちがあったようです。 少しでも早く入場するためにはチケットを事前に入手しておくことをオススメします。オンラインでチケット入手も可能なようですので、混雑を回避するなら是非ご利用なさってはいかがでしょうか?

オンラインチケット→https://www.e-tix.jp/toji2019/

入場は30分ぐらいでできましたが、中はかなりの人だかりでした。展示の目の前で見ようとすると、かなりの列に並ばなければいけない感じです。ただ二列目からであれば、掛け軸や仏像であればさほど苦労なく見えるようにも思います。展示スペースにおいてある書状関係は最前列にいくより他ないです。

比較的広めのスペースで展示されているはずなのですが、そんなことがわからないぐらい人だかりです。ただ東博だとそんなことは日常的に発生しているような気がします。

今回の展覧会はシニア世代が非常に多くを占めており、あまり若い層はいなかったように思いました。やはり仏教、仏像と言った展示はシニア世代の関心が高いところなのでしょうね。

# 4.開催内容はどうだったのか?

4章立てになっていましたが、なんといっても最後の第4章ですね。

章題 内容
1 空海と後七日御修法(ごしちにちみしほ) 空海が密教の根本道場とした東寺の紹介と後七日御修法の堂内の様子を再現した展示になっています。
2 真言密教の至宝 両界曼荼羅など東寺に伝わる密教独特の品物を多数展示しています。
3 東寺の信仰と歴史 東寺が信仰されていたことを示す文書のほか、毘沙門天立像など東寺の歴史を今に伝える展示内容になっています。
4 曼荼羅の世界 空海が作り上げた立体曼荼羅が置かれています。

# 5.感想はどうだったのか?

東寺自体に行ったことがないですが、空海と東寺にこれほどの関わりがあることを今回初めて知ることになりました。今までは、空海は高野山を開いたイメージでしかなかったので、その常識を打ち破られた感じがします。 空海が密教を広めていくために東寺をその根本に据え、密教の世界観を様々な方法で表現しようとしたことは非常によくわかりました。

なんといっても、一番のハイライトは最後に設置されていた立体曼荼羅です。圧巻の一言でした。全部で21体のうち、15体が展示されていたわけですが、おそらく東寺に設置されているときより近くで見れるのは、この東寺展ならではだと思います。 また、360度みることができることができるのも展覧会の特徴だと思います。 どの角度からみてもきっちりと世界観を作り上げられているのは、まさに圧巻。当時の仏教(密教)に対する強い思いが感じられました。

ちなみに空海の達筆さを語るうえで必ず登場する、風信帖ですが、それほど字がうまいと感じることができなかったのは残念です。 自分の字がうまくないので、達筆なものに頭の理解がついていっていないだけなんだと思います。

# 6.巡回予定はあるの?

調べてみましたが、巡回は見つけられませんでした。おそらく巡回しないと思いますので、気になる方は今のうちにぜひご覧になってください。