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葛飾北斎の生涯を永田生慈氏コレクションから見る展覧会が、開催されています。 先日行ってきましたので、そのレポートです。

# 美術展の概要

名称 新・北斎展 HOKUSAI UPDATED
会期 2019年1月17日(木)〜3月24日(日)
開館時間 10:00~20:00
開催場所 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
料金 一般 1600円
公式ホームページ https://hokusai2019.jp

# 混雑状況

今回訪れたのは2019年3月上旬の平日でしたが、入場までに30分ぐらいの待ちが発生していました。会場内も大勢の人でしたが、じっくり見たいときは少し立ち止まることができる程度の混雑となっていました。

平日だったこともあると思いますが、客層はシニア世代が一番多かったものの、若い女性の方もみられ、幅広い客層と感じました。 会期末に向けて、特に土日などは、さらに混雑が予想されますので、時間には余裕をもっておいたほうが良さそうです。

# 内容と感想

葛飾北斎は江戸時代の著名な浮世絵師ですが、何度も名前を変えながら活動していたことはご存知でしょうか。引っ越しの回数も非常に多かったと言われています。その生涯を名前の変遷を追いながら、各時代毎に章立てされている会場構成になっていました。

富嶽三十六景など浮世絵版画がよく知られているところではありますが、非常に作品が数多い画家でもあります。

18世紀にヨーロッパでジャパニズム旋風を巻き起こすきっかけになったと言われる北斎漫画も有名です。これらの作品は画風が円熟してきている50-60代の作品で、それより若いときからも数多くの作品が残されていました。年代ごとに章立てが構成されていたため、作風や扱う対象(浮世絵の他にも、錦絵や読本挿絵など)移り変わりなど良くわかりました。

章題 内容
1 春朗期 勝川派の絵師として活動した春朗期(20〜35歳頃)
2 宗理期 勝川派を離れて肉筆画や狂歌絵本の挿絵といった新たな分野に意欲的に取り組んだ宗理期(36〜46歳頃)
3 葛飾北斎期 読本の挿絵に傾注した葛飾北斎期(46〜50歳頃)
4 戴斗期 多彩な絵手本を手掛けた戴斗期(51〜60歳頃)
5 為一期 錦絵の揃物を多く制作した為一期(61〜74歳頃)
6 画狂老人卍期 自由な発想と表現による肉筆画に専念した画狂老人卍期(75〜90歳頃)

永田氏コレクションはその遺志により、永田氏の故郷である島根でのみ展示されることになっているそうですので、これが東京で見られるのは最後となります。ぜひ、見ておきたいかたはこの機会に足をお運びください。