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アジア初上陸、アニメーション制作会社で有名なピクサーのひみつ展に行ってきましたので、レポートします。

# 開催概要

名称 PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス
会期 2019.4.13(土)~ 9.16(月)
開館時間 10:00~22:00
会場 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー
料金 一般 1800円
公式サイト https://www.tokyocityview.com/pixar-himitsu-ten/

# ピクサー社とは

正式にはピクサー・アニメーション・スタジオであり、アメリカのアニメ制作会社。1986年創業。元々はコンピュータグラフィックス作成のハードウェア制作を主に行なっていたが、売り上げが芳しくないことから、ソフトウェア部門を切り離し、短編CGなどを制作、ディズニーとは長編CGアニメーションを制作していった。

2006年にはディズニーの傘下に入り、数々のアニメーションを世に送り続けている。主な作品は、トイ・ストーリーやファインディング・ニモ、カーズなどである。

# 混雑状況はどうだったのか

訪問は日曜の昼間でしたが、まずまずと言った混み具合でした。ゴールデンウィークの時は入場までに30分程度の待ちがあったということなので、それに比べれば、全く待ちがない状態でしたし、楽なもんだったと思います。

待ちがないとはいえ、会場はそれなりの混雑。細かな解説を読んだり、体験コーナーで体験したりするためには少し待たないといけない感じでした。

全く触れないわけでもないですし、写真も撮れる感じだったので、十分に楽しめました。

会場にはピクサーということで、アニメを見ているお子様世代(主に小学校に上がる前ぐらいの世代だと思います。)が家族で来場していたように思います。

子どもさんは各キャラクターを見つけては走り回るので、常に騒々しい感じではあ理ましたが、静かに絵画を観るような展覧会ではないので、それは問題ないと思います。

他には高校、大学生ぐらいの若い男女も比較的多かったようです。やはり日頃からピクサー映画に親しんでいる世代が見にきており、展覧会のターゲットともあっていたように思います。

# 内容はどうだった?

子どもから大人まで楽しく学べる構成になっていたように思います。

章題 内容
1 モデリング コンセントやアートに基づき、デジタルモデリングによってキャラクターのバーチャル3Dモデルをつくる過程の紹介。
2 リギング リガ―はバーチャルな関節と筋肉をつくることで、モデルを実際に動かすための設計を行っていく工程となっている点についての紹介。
3 サーフェイス コンピュータプログラミングによって、対象物の表面を再現しています。キャラクターの表情や髪の毛などの設定もこのタイミングで行われていることの紹介。
4 セット&カメラ 世界観を作り上げるのがこの工程。自然のデザインなどをここで作り上げることになっている点の紹介。
5 アニメーション キャラクターに演技をつけていきます。コマ送りに演技をつけていくことになります。1秒に24フレーム(コマ)が必要となるため、かなり膨大な時間が必要になってくる説明がありました。
6 シュミレーション キャラクターの髪の毛や衣服などを本物のように動かし、さらに動きをスムーズに仕上げていく工程になっている点の説明。
7 ライティング 照明で各シーンに強弱をつけていく工程です。ストーリーに情感を載せていく重要な工程となっている説明でした。
8 レンダリング 最後の仕上げの工程になりますが、2Dイメージへの変換を行い、映画館で上映できる形のデータに仕上げていくことの説明でした。

# どんな感想だった?

子ども向けのコンテンツなのかと思っていましたが、内容はかなり高度な感じがしました。

高度だと思ったのは、私がSEを生業としているからなのかもしれません。ピクサーに限らずですが、CGでのアニメーション制作の大変さを実感できる展覧会でした。

子どもがアニメーション制作の大変さを実感し、感心するようなものではないと思いますが、親の知識と子どもの年齢や経験によっては、どれだけ大変なのかは理解できるかもしれません。

実際に各工程において、どのような作業を行って行ってるのかは、一部を体験できるコーナーがそこかしこに存在していました。各コーナーはだいたい同じものが2つずつ用意されていたので、比較的大人だけのグループでも体験することができたように思います。

(だいたい体験型の場合、子どもが優先になってしまって大人は体験させてもらえないケースが多いように思います。今回は混雑具合が程よかったこともあると思いますが、少し待てば自分の順番が回ってきて体験できました。)

個人的に1番の発見は最終工程のレンダリングでした。 基本的にそれまで作り上げたCGを2Dの世界に落とし込むだけだと思っていたので、さほど力をかける部分ではないのだと思っていたのですが、1フレームあたり平均28時間もレンダリングにかかっているようです。

ピクセル単位で細かい配色を定めていくようなので、このあたりが大変なのだと思いますが、相当な時間を要していることに驚きました。だからこそ、あの精密画のような、滑らか滑らか動きのピクサー映画ができていることを実感しました。

# 巡回予定はある?

世界的には巡回するのだと思いますが、日本国内は情報は見つけられませんでした。

夏休みも開催しているようですので、お子様も一緒に六本木ヒルズに行ってみてはいかがでしょうか。

六本木ヒルズからの展望も楽しめて一石二鳥です。さらに森美術館で展覧会を実施しているときはこちらも同一料金内にてみることができますよ。