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今話題のスポットに駆け込みになってしまいましたが行ってくることができましたので、レポートしてみます。

# 開催概要

名称 日本刀の華 備前刀
会期 2019年4月13日(土)~6月2日(日)
場所 静嘉堂文庫美術館
開館時間 10:00~16:30
入館料 一般 1,000円
公式サイト http://www.seikado.or.jp/exhibition/index.html

# 静嘉堂文庫とは

静嘉堂文庫は、東京都世田谷区の専門図書館及び美術館です。

三菱財閥の第2代総帥岩崎弥之助・第4代総帥岩崎小弥太父子の所有した庭園と遺品の古典籍・古美術コレクションを基礎として発足しており、「静嘉堂」は弥之助の堂号をとったようてす。 現在は、日本や東洋の美術品を収蔵し、定期的に展覧会を開催されています。

常設展はないとのことなので、企画展のタイミングで訪れるのが良さそうです。

なお、あまり鉄道駅には近くないため、二子玉川からバスでの訪問となると思います。バスは約20分に一本程度です。(2019/5時点)コミュニティバスのため、混雑する際は乗れない可能性がありますので、早めに動かれるのがよいと思います。

# 混雑はどうだったのか?

訪問は日曜のお昼でした。閉幕が近いこともあってかかなり混雑した感じではありました。

さほど大きくない建物なので、入り口で詰まるとすごく混雑している印象もありますが、中の人数としてはまずまずといったところなので、少し待てばゆっくり見ることはできるレベルでした。 入り口でのチケット売り場が混雑気味なので、可能ならチケットを事前に持ってから訪問したほうがよさそうです。

年齢層はかなりバラバラな印象で色々な世代の方がいらっしゃっていました。 場所柄、小さいお子さんは連れて来づらいところでもあり、家族連れは少なかったでしょうか。比較的年齢層は高めだったような気もします。

昨今の刀剣ブームなどもあると思うのですが、30代ぐらいの女性グループは多かったように思いました。展示物を見ながら話されている話が耳に入る感じの印象では、かなりお詳しい方も多かったように思います。

# 展示内容はどのようなものだったのか?

展示内容は一室でしたので、章立てというほど別れてはいませんでしたが、以下のような区分けがされていました。静嘉堂文庫の創始者である岩崎家から皇室に献上された刀が今回の展覧会のために里帰りしており、華を添えていました。

  1. 古備前
  2. 一文字派
  3. 長船派
  4. 鎌倉・南北朝の名工たち 国宗、畠田、鵜飼、元重、吉井

また、刀剣とは別に曜変天目茶碗も見ることができます。

ここは展示室ではない別空間に茶碗だけ置かれており、外光の中で見ることができます。

曜変天目茶碗は形が残っている碗としては世界に3点しかないとのことで、現時点で外光の元で見られるのはここ、静嘉堂文庫しかないようです。

# 感想はどうだったのか。

刀剣について詳しくはないのですが、しな初心者でもよくわかる解説がしっかりとなされており、見やすい展覧会でした。

刀剣の特徴が各展示の下にパネルにて説明文が書かれているので、切っ先はどういう形状の特徴があるとか、波紋はどのような特徴があるとかと言った部分がしっかりとわかるような形になっています。

また、順路が時代順になっているので、時代の流行のような部分も少し見て取れるような感じがしました。

展覧室中央には刀の装飾品が多数展示されていて、金工の名家である後藤家代々の作品が展示されています。

細かな細工は日本ならではの感性を感じさせる作品でした。

曜変天目茶碗が外光の中で見ることができるというのもこの展覧会の特徴になっていました。刀剣との繋がりはないようにも思いますが、静嘉堂文庫が所持されている国宝の一つ。

展覧室の脇に一点だけの展示エリアではありますが、その存在感はさすがです。15人程度が数分間で交代しながら見るスタイル(何回並び直してもよい)だったので、色々な角度からしっかり見ることができました。

見ている人を完全に入れ替えてくれるシステムはいいですね。通常は最前列に張り付く人がいるとみれなくなってしまいますが、入れ替わることがわかっていると色々な角度から見たくなるので、ずっと同じ位置に陣取ることはないように思います。

曜変天目茶碗自体は私の想像よりはるかに小さいものでした。まさに茶碗といった大きさ。

宇宙と例えられる空間は人を寄せ付ける力のがよく分かりました。 天目の散らばっている感じがなんとも言えず、見る人を楽しませてくれます。外光によって、またその角度によって表情の変化も楽しむことができました。宇宙感がその変化によってさらに増して感じられました。

# 巡回はあるのか

調べてみましたが巡回情報は見つけられませんでした。少なくとも曜変天目茶碗は巡回しないと思います。 静嘉堂文庫には常設展はないので、曜変天目茶碗も企画展があるときに登場するようです。ご興味があるかたは是非。